「ガールズ&パンツァー」キャラクターソング VOL.4 秋山優花里(CV.中上育実)
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TVアニメ ガールズ&パンツァー キャラクターソング vol.4
- アーティスト: 秋山優花里(中上育実),松井洋平,H-STK,木村有希,秋山友紀
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2012/12/05
- メディア: CD
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ぼくが年末から愛してやまない『ガールズ&パンツァー』でも最も人気の高いキャラ、戦車オタク娘・秋山優花里(通称・秋山殿)のキャラクターソングCDである。ニコニコ動画に丸ごと上がっていたのを聴いて、これは買わねばと思って購入という、最近の典型的なアニソン消費者像(推定)のようなことをやらかした。
1曲目は「戦車道恋唄!」。基本的には元気、かつちょっと変態的なビートを利かせたガールズロックなのだが、これがなかなか泣かせる歌詞なのだ。
「戦車への愛いつでも、独立独歩でしたが できました! できました!できました! デサントできる仲間!!」
ハイそこ、デサント仲間の余命は2週間とか言わない。ずっとぼっちだった女の子が、好きなことを一緒に語りあえて、力を合わせられる仲間ができて心から喜んでいるんだから。
「こんなに嬉しいことは初めてです 戦車を好きで良かったです!」
秋山殿、というか中上殿の元気いっぱいの声でこんな風にBメロを歌われたら、お兄さんなんだか鼻の奥がツンとしちゃうよ。
そして最大のクライマックスは、間奏のあとにやってくる。
「戦車を大好きな気持ちとおんなじくらい大好きな 友達、やっとできました…一番嬉しい出来事です!」
涙腺崩壊である。戦車道への恋唄というより、本当の気持ちはここにあったのだ。なんて友達想いのいい子なんだろう。というか、友達ができて本当によかった。
5話でみほたちが秋山殿の実家を訪れた際、友達と名乗ったみほに対して秋山殿の父親が大いに慌てて土下座までしていたが、その気持ちが痛いほどわかる。戦車にばかりうつつを抜かして、ずっと友達のいなかった娘の友達と称する同級生たちがいきなり4人もやってきたのだもの。そりゃあ嬉しいさ。観ているぼくだって嬉しかった。
「無限軌道の環の様に手を繋いでこの道をただ どこまでも行きたいんです、戦車道邁進するのです!」
どこまでも進んでほしい。きっと、5人なら「不整地も悪路も乗り越えて!」行けるはず。
2曲目「1PLDK」は、秋山殿が戦車暮らしを勧めまくるコミカルな1曲。1曲目で感動しまくったあとは2曲目で脱力して笑おう。