『僕らのLIVE 君とのLIFE(ラブライブ! LACM-4738/ランティス)』、満を持しての登場だ!
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- アーティスト: ラブライブ!,μ’s
- 出版社/メーカー: ランティス
- 発売日: 2010/08/25
- メディア: CD
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μ'sのデビューシングル(当時はユニット名も決まっていなかったため『ラブライブ!』名義)『僕らのLIVE 君とのLIFE』、いよいよ今週放映の第8話で9人が揃い、本編で登場となった。さすがにフルではなかったけれど。ぼくは年頭からラブライバーに加わったにわかなので、企画が持ち上がった当初から追ってきた人々の感慨深さなど知る由もないが、それでも「おお、ついにこの曲が来たか」とは思った。
このシングルの発売は2010年8月25日(その直前、コミックマーケット限定版が発売されている)。まだ演じる声優の名前も発表されておらず、その後の『電撃G's Magazine』ではじめて明らかになった。また、グループ名を読者から募り、翌2011年1月号にて「μ's」に決定したという経緯がある。まさに作り手と役者とと読者が一丸となって作り上げてきたプロジェクトなのだ。
楽曲はかなり縦ノリの、勢いのよいポップなチューン。かなり分厚いエレキギターと管楽器が全編を通してバックに流れており、9人のまだそれほど力強いとはいえないヴォーカルをしっかりサポートしている。また、要所要所にピアノが用いられているのは編曲者・高田暁がジャズピアノ畑の人だからだろうか。いいスパイスだ。
それにしても、8話である。絵里が本当はアイドルをやりたかったけれど自分を抑えていたという伏線がわかりにくく、かなり唐突な印象を受けた。そして希も加入して9人揃ったと思ったら、練習パートを少しはさんでいきなり学校見学日でのライヴ。すごくいい笑顔の絵里。さすがに、そこへ至るまでにもう少しフォローがあってもよかったのではなかろうか、花田十輝先生。
絵コンテ・演出の京極尚彦(監督でもある)はバシバシと途中経過を省いて、めまぐるしい場面転換で魅せる人のようだが、しかしこれは何か足りない。『僕らのLIVE 君とのLIFE』を演るのを前提でプロットを組んだのかもしれないけれど、どこか無理が生じているように感じる。いや、本当はアイ活やりたくてたまらないのについツンケンした態度をとってしまうツンデレ絵里萌え~、という見方をするのが一番幸せな気かもしれない、いっそ。
(有村悠)
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- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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